理系大学院修士1年休学中無職23歳、休学中にいろいろ思っていることのまとめ

インターネットを探してみると、大学院休学中に就活をして、就職が決まり次第中退を前提としている人間の記事は見るが、「休学中」として就職活動をして、会社をやめてまた復学をすることも視野に入れているようなバカの記事は見当たらなかったので、私的なメモ、考えの整理として書く。ブログという名の自分語り。

 

大学院を休学したのは2018年の10月から、今から4ヵ月程度前ということになる。

元々の休学の理由は研究室での研究とバイトの忙しさに忙殺されたことと、夜のお店で働きたかったことにある。

 

1つ目、研究室での研究とバイトの忙しさに忙殺されたことについては、当時は研究が忙しくて鬱になっているだけかと考えていたが、今思うと本来研究に費やせるための時間をバイトに費やさなくてはいけないことが自分にとって強いストレスになっていたと思う。また、自分の研究室は二週間に一度のゼミで進捗を求められる研究室で「進捗ありません」が許されないような研究室だった。研究を行えど行えど出ない進捗、バイトもあり、殆ど無いような進捗をゼミで行わなくてはいけないのは非常につらく、ゼミ前には毎回泣いていたし、それを見た同期や先輩に励まされて何とか研究を続けているような感じだった。まぁ端的に言えば研究をちゃんと進めるための時間と自分の意欲が足りてなかった。

 

2つ目、夜のお店で働きたかったこと。これに関しては知ってる人もいるかもしれないが、自分は大学3年生の頃にホストクラブで働いていてまた同じく忙殺されてやめた経験がある。夜の世界は容姿至上主義な一面もあるが、必ずしもそうではなく、人とのコミュニケーション、まぁ面白さとか(同じかも)、そこらの要素も売れる為には結構必要な世界だったように自分は感じた。自分は大学での勉強と両立してたのもあって忙しくて結果として辞めたが、辞めた後にNo.1になった人がまぁ正味俺とそんな容姿のレベルも変わんないような、そんなイケメンっていうような人間でも無く、コミュニケーションとか人間的なそういう面で負けたのかと思うとそれがすっごい悔しく、ずっと「またやりたいな~。」と漠然と考えてた。

 

まぁそんな経緯があって大学院を休学したけど、途中でホストに対して「いや、やっぱきっついかなぁ......うーん......」と感じたのもあるし、単純に興味が薄れたのもあってまたやろうとはならず、そうすると何したらいいかも分からず、「とりあえず将来就活で何してたか聞かれた時のためにでも長期インターンでもするか」と考えたのが11月頃。

 

当時の自分は文系就職を考えていたので、その手の長期インターンを募集しているような企業ばかりに面接にいったりしたが、10件くらい受けて2件だけしか受からないという悲惨な結果だった。実際に受かった2件も受かってみると、企業を選ぶ段階で適当に選んでたのもあるんだろうが「なんか違うなぁ」と思って内定辞退した。

面接で落とされた理由を考えると、まず

・「大学院を休学していて、未経験だがキャリアアップをしたい」という俺が重い。重いうえで軽い。企業はそんな重い人材を求めてないし、若く、他のインターン経験があるような起業意識があるような人を求めてる。

・専攻分野が違う

があるのかなと感じた。

一つ目は長期インターンというものについて良く知らなかったことが原因だと思う。というかシンプルに長期インターンなんてする人間は意識が高くて、俺はそれについていけてなかったし、技術もなかった。

二つ目に関しては自分としては結構意外だった。ネットでは「理系から文系就職?!意外といける!」みたいな記事をよく見かけていたし、楽観視してた。けど実際はそうじゃないし、まぁやっぱり自分の専攻分野で就活したほうが楽だよね。と面接を受けて落とされて感じた。

自分はもともと大学院を卒業した後の進路はコンサル系ないしは金融分野等に進みたいと考えていたが、実際に専門外の分野で就活することの難しさを肌で感じたし、今はもし復学したとしても情報学分野での就活をしようと考えてる。楽さが違うためだ。単純に文系就職は俺を求めてないけど、理系就職は俺が学んだ技術や背景を欲してる。簡単な話なのに今まで軽く考えていた。これに関しては休学してちょっと就活?的なことをして知れた、実感をした部分だったから良かったと思う。

 

で「専攻とは違う分野でインターン探すんじゃなくて、いっそのこと同じ分野で就活でもするか~」と就活を始めたのが1月6日~。怠惰な性格もあって面接の予定を立てても面接辞退のメールを入れまくったりしたが、怠惰に打ち勝ち受けた2件の内の1件からほぼ内定(最終面接みたいなものは残っているが、確認のためのものらしい)を無事貰って、今に至る。

 

そんな自分だが、これから実際どうしたらよいか分からず、悩んでいる。今後の進路は大きく分けると

 

・このまま働いて大学院を中退する

・働いて、中途退社して、復学して、来年また大学院卒業予定の新卒として就活をする

 

に分けられると思うが、本当にどうしたらよいか分からない。内定を頂いた企業からは「大学院を休学中の身である」ということは伝えているため、それについては問題は無いだろうが、辞めるとなった時に本当に辞められるのか(良心の呵責的に)、などを考えると、そのまま働くのも何か違う気がしてくる。

 

そうなると働かずに、今のうちは英語でも勉強しておいて、6月辺りから9月までフィリピンに高飛びして語学留学してまぁスキルアップなりなんなりして復学するのがベストなのでは?とも思うが、当時から教授との相性は良くないと思ってたし、教授からも良く思われてないと思うし、そうなると研究室に戻ったところでまた辛くならないとも限らないのでうーんという感じ。

 

新卒という武器が無い既卒は就活市場においては本当に弱いし、凡々とこのまま社会人をしてもいいんだけど、良く分からない。助けてくれ。

 

という自分語り。大学/大学院を休学して復学する可能性を残してるのにも関わらず就活をしているような人間、他にいないんですかね。助けてくれ。マジで。

 

またリアルに進展があったら書くかも。

 

追記(2020年6月9日)

少しだけ継続的にアクセスされているので追記する。

結局大学院は中退した。詳細については下記の記事に書いてある。

 

yuri-cms.hatenablog.com

 

中退理由はこの記事の休学理由とは異なるものだが、コアの部分として結局自分は研究者には一切向いていなかったのだろう。

 

悩んだ末に休学し、復学を経て中退をした結果得られたのは、別に休学でも中退でもして大丈夫だったという結論だ。

後悔があるとすれば休学期間中にもう少しうまく立ち回れば無駄な時間を過ごさなくて済んだという点である。

 

自分について大学院への進学は既定路線として決めていた部分であるので当時どうもこうもできないだろうが、今導ける最善だった行動は『休学から大学院への復帰なんぞという生半可なことをせずに既卒として就活市場で新卒と混じって就活をしてやるという意識を持ち』『休学期間秋~冬にかけて語学留学を行い他就活生との差別化を図れる能力を得て』『春に就職活動を行い内定を得る』ことがベストだったと考える。

勿論当時はそんなことは分からないし、『復学して本気で大学院に復帰できる』と考えていたので出せない結論ではあるのだが。

 

それぞれこの記事を見ている方の休学/中退理由があって、それぞれの悩みの度合いも違うので一概には言えないが、自分は結論として大学院は休学/中退しても就活はまあなんとかなるし、本人が深く悩んでいるんならしてもいいと考える。今の自分が当時の自分に対してアドバイスをするとしたら、そのように伝えると思う。

 

大学院の休学/中退について悩んでいる人、休学/中退して就活するのもそのまま研究を継続的に行い大企業に頑張って入るのもそれぞれの道で、それぞれの考え方があって、正解は人それぞれだと思います。追記に上げた記事なども参考になれば幸いです。

 

馬鹿みたいな文章になってしまいましたが、以上とさせていただきます。